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は~い 歯形取りますね~

は~い 歯形取りますね~

こんにちわ 東京都府中市の歯医者「府中ワンデイデンタル」です

歯医者さんに行って虫歯があると、まずは麻酔。
いや~な感じでなんだか歯の周りが膨らんだような気がするとすかさず「削って、虫歯取りますね~」で始まる歯科治療。
「痛いときは手あげてね~」なんて言われて、たまにお口の中にたまった水を吸われること数分。
「虫歯のところをきれいにとりましたよ。かぶせ物を作るので型をとりますね。」
とやっと終わると「次回一週間後に出来上がりますね」と言われ、家路につく。
いつもの歯医者での一場面。でもこれってなんかしっくりこないんですよ。削ってしばらく待たなければならないって、なんかね~、何とかもっと短時間でできないものか。小さい虫歯ならレジンというプラスチックを詰めることがその場でできます。ただかぶせ物となるとそうはいかない。でも何とかしたいなって思って先日セレックなるものの研修に行ってまいりました。要は歯科用3Dプリンターです。今は第5世代ぐらいでしょうかかなりの精密な修復物を30分ほどで削り出します。
セレックを初めてみたのは20年ぐらい前でした。当時はまだまだ精度的には難しいものがあり、患者さんの口の中に入れるのには抵抗がありました。ようはやや小さいもしくは緩いものをレジンで隙間を埋めてつけるといったものです。最近セレックでの修復物の20年経過症例をいくつか撤去することがあったのですが、なんと再感染がないのです。普段診療の中で見る金属を外した後にある虫歯がないのです。ん~これはなかなかすごいことです。常に細菌による再感染に目を光らせ、そうならないように努力している身としては考えさせられるものがあります。
欧州の開業医でも、光学印象による被せ物の製作がかなり一般的になってきています。アメリカでもその普及率はかなりなもので、大学教育のカリキュラムにも入ってきており、数十台の光学印象の器械が並ぶ研修室は圧巻です。
当院では、歯周病に対してはエアーフローであったり、アーウインというレーザーを用いた治療と一般的な歯磨き指導を併用して一本でも多くのを残すことに努めております.
これにセレックを用いた修復物のスピーディーな装着が可能になると歯医者で歯を削り続けるという負のサイクルから抜け出し、歯を残し続けられる新しい形の歯科治療が可能になる気がする今日この頃でした。
今週末もインプラント研修のため予約が入りにくくなっていて皆様にはご迷惑をおかけしております。少しでも痛くなく、早く噛めるように研鑽してまいりますのでよろしくお願いいたします。

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院長 植田貴久
Takahisa Ueda
よりよい環境を創り、歯医者に通うのが楽しくなるように。皆様が笑顔でお帰りいただくために、私たちができることを精一杯頑張ります。