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デジタルは最強?
2021.07.15

こんにちは府中の府中ワンデイデンタルです。

最近は皆さん感染に気を付ける日々を暮らしてらっしゃるかと思います。飛沫に気を配りつつ、手指の消毒を心がければ安心です。

歯科業界はもともと感染予防を重視する業界なので感染対策はばっちりです。その中でも特質すべきはデジタルつまり口腔内スキャナーを利用した非接触型の診療でしょう。当院でも歯医者といえば型どりですよねの部分をなくすことに努め、いまはほぼすべての印象をなくしています。模型が必要な時はスキャナーで撮った画像で3D模型を作っております。

先々週末に行われたアメリカ矯正歯科学会でもトピックの20%はマウスピース矯正についてでした。昨年の5%ほどの発表にとどまったのに対して実に4倍の発表数になっているのは最近の動向の中では特質すべきものです。当然のごとく口腔内スキャナーを用いてのデジタルな症例発表となっていました。

そのなかでもさらに一歩先行ってる感のある発表は尾島先生のSTLとダイコムデータのマッチングによる顔貌、骨、歯牙のデータの一元化による発表でした。お顔の正面間から上顎前歯の位置決めを行い、歯槽骨のある範囲の中で歯牙の移動を行う。この方針を取れば予測実現性の高い矯正治療が確実となり患者さんの満足度も上がります。それに加え顎関節のポジショニングにも注意を払う矯正方針は実に素晴らしい。久々にすごいなと感じる講演でした。

当院でも口腔内スキャナーによるSTLデータとCT撮影データであるダイコムデータのマッチングを行い、顎関節のポジショニングを鑑みながら臨床に取り組む日々が続いております。この方針を取る場合、やはりインビザラインのマウスピース矯正が必須であり、

その審美的にも機能的にも優れた仕上がりは感嘆に値しますね。しかも治療期間が短い。

あとミニスクリューを用いた発表も全体の30%ほどでこれもまた特筆すべきトピックでした。当院では固定の強化に使うことが多いです。

これからデジタルを用いた歯科治療がどんどん普及していくことは間違いありません。ただいくらAIの恩恵を受けようとも肝心なところはアナログに人の力が必要となります。顎位のチェックをするときにもドーソン法に基づいた咬合の誘導が必要であり、矯正のプランニングは経験のある歯科医師の最終形態の創造が必要となります。

人の手のぬくもりを残しつつ感染予防のため非接触型のスピード感ある診療が求められてくるのでは。

今一番に取り組んでいるのがやはり矯正の期間短縮つまり治療期間二年を一年以内にと、インプラントの上部構造を含むかぶせものの製作期間を二週間から一日にを取り組んでおります。

是非デジタルな歯科診療体験しにいらしてください。そのスピード感を。

 

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院長 植田貴久
Takahisa Ueda
よりよい環境を創り、歯医者に通うのが楽しくなるように。皆様が笑顔でお帰りいただくために、私たちができることを精一杯頑張ります。