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何故デジタル化に舵を切ったのか?
2021.09.22

こんにちわ 府中の府中ワンデイデンタルです。

当院が一昨年から取り組んできた歯科のデジタル化がだいぶ形になってきました。

そもそもなんでデジタル化をしたかというと歯科業界の人材不足と患者利益の最大化のためでした。

患者利益の追求

歯科医院を営んでいる以上通院している患者さんの利益を最大化するように努めるのが当然の理である。ではどうすればよいかというと今現在であれば治療の効率化による診療スピードのアップとそれによる治療回数の減少であろう。感染症であるところのコロナが猛威を振るっている昨今、人が密集することを避け飛沫を避けるため、究極は直接接点を持たないことであるが仕事柄そうも言ってられないので、医院内の換気効率を上げ(焼肉屋並みに)患者さん同士が合わないようすべてを個室、体面をなくすため受付を廃止し、待合室をも個室に作り変えました。これにより患者さんが密になることなくスムーズに来院から診療、予約が行われるようになりました。只今のところ歯科医院でのクラスターの発生は効いたことがないので、もともと歯科医院の構造と歯科医院従事者の感染対策がコロナにも対応しているのかもしれません。飛沫感染は頭頚部にある粘膜(眼球、鼻粘膜、口腔粘膜)からの感染が疑われるのでそれらを防御するのが効果的でしょう。また手指につく細菌からの感染を抑えるために、ラテックスの手袋は使い捨てなうえに手を洗ったら紙で拭いてアルコール消毒を心がけています。すべての患者さんにマイクロスコープでの診療を行っているので(全ユニットについています)ある程度患者さんとは距離を保つのでそこもよいのかもしれません。

デジタル化のメリット

デジタル化により印象採得がほぼゼロなので、印象材を練ったり、型を口腔内から外して、石膏をついで宅急便で送ることもないのも感染予防になっています。患者さんも型どりして次回来院してセットという当たり前のルーティンが無くその場でセット完了なので通院回数が一回減ります。これは治療部位が増えれば増えるほどとても効果的。単純に考えても治療回数が半分ですから。特にインプラントの上部構造製作は今まで一カ月近くかかっていました。印象一回目で個人トレー(患者さんごとに顎の形や大きさが違うので合わせて作る方どり用の枠)を作り、一週間後にそのトレーで本印象。してからの二週間ほどで一度指摘をし、さらに一週間ほどで完成を行っていました。インプラントは動揺が無いのでかなり精緻に作らないと全く入りません。それがネジ止めならなおのことです。そもそも型どりして三か所でネジ止めで作るなんて奇跡かっていうほど素晴らしい技工士さんの腕に頼っていました。しかしながら日本では技工士さんがここ十年激減しその傾向は止まるとは思えない。だからこそのデジタル化でしたが、デジタルのあまりの精度に驚愕するここ最近です。今のところセレック一辺倒ですが誰か技工士さんで一緒にやりませんか?デジタルまじで面白いっす。変形が無いってすごいですほんと。

デジタル機器導入

来月は口腔内模型をどうやったら一時間以内でできるかに挑戦しようとしてます。これが可能になれば初診で来ていただいた患者さんに帰りには口腔内模型を渡せるし、その場で精密なマウスピースを製作できるようになる。あ~早くこないかな3Dプリンター。先月はセレック二セット目が入り、口腔内スキャンとミリングのスピードがぐんとアップ。今月はITERO3台目来るし。ン~マジで楽しくなってきました。患者さんにもまたおもちゃ買ってとからかわれてますが、皆さんの笑顔が見たいのでさらなるバージョンアップやりまっせ。

やっぱり 歯医者は面白い。

 

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院長 植田貴久
Takahisa Ueda
よりよい環境を創り、歯医者に通うのが楽しくなるように。皆様が笑顔でお帰りいただくために、私たちができることを精一杯頑張ります。