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インプラントオペ
2021.11.02

こんにちわ 府中の府中ワンデイデンタルです。

抜歯即時埋入

今日は午後から休診にしてインプラントワークフローの院内研修やっておりました。患者さんは院長でございますです。

右上二番側切歯というやつが歯の中と外から吸収してきて、しかもアンキローシスといって骨と融合してしまいました。腫脹、排膿、出血を繰り返していたので麻酔をかけて抜歯。でもってCTを取って、セレックの口腔内画像と重ね合わせてインプラント埋入のためのガイドを作成。ガイドにのっとって形成してみたらもうすこし1.5ミリほど舌側に平行移動して埋入した方がよさそうなので再度ガイド作成になっております。審美領域なので当然フラップレスで歯肉を傷つけることなくやっております。抜歯即時埋入の場合、抜歯窩の洗浄・消毒が大切なので結構念入りにやります。

審美領域インプラント埋入位置

上顎前歯のインプラント埋入位置は基底結節という解剖学の指標に打ち込むことが多いです。ただ三次元的埋入方向はいざオペをやり始めてみるとなんかあってるような違うようなというはてなマークがつくことがあるので通常は埋入ポイントが決まってファーストドリルを行ったらその時点でCTを取るようにしています。ゼロコンマ二けたまでの精度で撮影できるうえ、角度計測もできるのでこの段階で微調整を行います。当然問題ない場合がほとんどですが、こだわり始めちゃうとやっぱり最善をと思っちゃうのでついついCTでチェックしてしまいますね。

即時荷重

インプラント埋入後、審美領域だと即時補綴を求められることが多いです。埋入したインプラントにある程度の初期固定ができていれば当日に上部構造体をセットすることができます。45N以上あればよく、感覚的にはトルクレンチで回そうとしてもかなり抵抗があって回りずらいぐらいが安心してできます。即時荷重を行う部位の骨は時間とともに頬側から減少していきます。この部位の骨は束状骨といい、歯根の周りにある歯根膜の一部が埋入している関係上、歯牙を抜歯すると骨幅の半分とは言いませんが三分の一くらい失われることが多いです。それも見越しつつ、かつ骨吸収が少なくなるように処置するのが大切となります。

即時荷重を行う場合は、初期固定が得られれば小臼歯までは咬合圧を初期にかけてもよく大臼歯部は少し緩めにするのがゴールドスタンダード。中間歯欠損といって天然歯に囲まれた位置にインプラントを埋入する場合は埋入位置はシビアになりますが術後は割と安心してみていられます。遊離端欠損といって奥歯ありませんといった場合だと埋入位置には自由度がありますが上部構造に荷重をかける時期には気を使います。

オペは怖い

やっぱり手術は非日常なので患者さんからしてみればとても緊張することみたいです。自分がオペを受けたときはやることが分かっているせいかさほどって感じでしたが骨を削られるときの振動は不思議な感じがしました。麻酔が効いているので痛みはありません。なんか振動するものが骨に触ってるって感じでした。でも患者さんは全身覆われて口だけ出てる状態だと何されるか心配かもしれませんね。

オペ後の経過観察

当院ではオペ時間は二時間取ります。昔からの習慣で不測の事態に備えるためです。ただいつも30分以内には終わってますね。長くて一時間です。オペ後はなるべく早い時期にチェックで予約を取らせていただきます。翌日の人もいれば一週間後の人もいます。オペの時なるべく術野を小さくしてやるので術後ひどく腫れることは少ないです。ちょっと飴玉アルカナぐらいで何でもないとおっしゃる患者さんもちらほら。今日もインプラント関連の予約が入ってます。術後チェックの方が二名、上部構造セットの方が二名。上顎に数本インプラント埋入のオペが一件。

今日も頑張っていきますよ。

快晴の秋晴れ みなさま良き一日を

 

 

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院長 植田貴久
Takahisa Ueda
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