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セレック研修
2022.10.14

こんにちわ府中のワンデイデンタルです。

日曜日に横須賀でセレック研修参加してまいりました。関西の北道、関東の軍平といわれる小池先生の医院に伺ってきました。参加もこれで4回目くらい。今回は勤務医の先生と一緒に参加してまいりました。セレックというソフトウエアーの特性やファーネスの特性についての研修でした。当院では1dayトリートメントを目指して、CEREC SpeedFireを設置してあります。これによりジルコニア等すべての補綴物が当日に焼成完成まで可能となっています。スキャナー、デザインソフト、加工機を院内にそろえることでスキャンデータをもとにデザインから加工までを一貫して院内で行うことができます。プライムスキャン2台、CEREC MC XL2台、SpeedFire1台で診療させていただいております。

スキャニング

当院では最初はiTEROというスキャナーで全体像を把握いたします。こちらは矯正用に使用しているスキャナーで3台あり結構重宝してます。例えば口腔内の清掃状態であったり、歯牙配列を立体画像で拡大しながら患者さんと見つつ説明を行います。3方向どこからでも見れるので特に後方からの画像を見ると自分の歯並びを後ろから見れるのでなかなか新鮮です。咬合面の噛みこんでいるところには咬合圧によって色分けされて表示されます。補綴歯以外の咬合状態を考慮し、補綴歯の咬合状態を作り上げます。そうすることでより自然な歯牙を作り上げることができます。被圧変位量によって色付けされ、0.1mm以上だと赤、0.1mmから0,05mmまでは黄色、それ以外は緑で表示されます。そのほかの歯牙の咬合状態によって色で直感的にわかり揃えていけるのでデータ上で設計、加工機でミリングのステップがスムーズに行うことができます。

セレック修復の苦手なもの

これといって特に弱点は見当たりません。小さな詰め物からかぶせ物まで網羅しております。ただミリングマシーンで切削するので、かどばったり、尖ったり、といったエッジの利いたものは苦手なようです。角のある豆腐のような形態より、プリンのような曲面形成で緩やかな形のほうがフィッテングがよいように感じます。修復物は通常は高さであったり、深さが無いと脱離しやすいものですが、セレックで修復する場合、合着ではなく接着するので意外と浅かったり、たかさが無くてもしっかり食付いています。マージンの厚みはある程度あった方が適合がよいです。あとマージンの傾斜やセメントスペースは随時設定してまいります。

使って安心コピーモードとミラーモード

コピーモードとは修復する歯牙の自然な形態を先にスキャンしておいて、形成後同一歯をスキャンし重ね合わせて、修復物を作るときに自然な形態を再現するものです。これによりより口腔内にフィットした被せ物を作ることができます。またミラーモードにより左右同名歯を全く同じように作ることができます。これにより審美的にも機能的にも満足のいくものが短時間で製作することができます。

やっぱり最後は人の手?

スキャナーでデータを撮ったり、製作物のマージンを引くのは人です。素早く撮影できればできるほど、データが軽くなり、余分なものが映ってない方がきれいな製作物が短時間で作れます。

写真データのほうがPC動きが速く、動画データのほうが動きが遅くなるあれと同じです。より広いデータを素早くとることほんとこれに尽きます。毎日毎日使えば使うほど早くなっていきます。iTEROとCERECだと被写体深度と撮影枚数が違うのでちょっとした違いがあります。これもやはり慣れですね。今月末にはアメリカから昔なじみの技工士さんが来院するのでいろいろ聞いてみようかな。

それでは

寒暖の差の激しい季節 ご自愛ください

 

 

 

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院長 植田貴久
Takahisa Ueda
よりよい環境を創り、歯医者に通うのが楽しくなるように。皆様が笑顔でお帰りいただくために、私たちができることを精一杯頑張ります。