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2019年 歯科海外研修その1 イタリア インプラントコース In Padova part3
2019.06.14

2019年 歯科海外研修その1 イタリア インプラントコース In Padova part3

こんにちわ 東京都府中市の歯医者「ワンデイデンタル」です

研修なんて数日やっただけでは何も変わらないかもしれない。
でもいつか何かのためと思いやり続けることに意味がある。
それは、やったものにしかわからないのだよという語りで今日も研修スタート。

現在のインプラントはさほど問題を起こさなくなっているが、一部ではやはりいろいろなことが起こっている。
1960年代から始まったインプラント治療の初期の成功率はわずか50%であった。DRブローネマルク氏はそこからさまざまな改良を加え、1971年に10年経過症例のデータを出してきた。

この時は上下額とも無歯顎に対するインプラントブリッジのみであった。
上部構造自体のサバイバルレートは上顎81%下顎100%で素晴らしいものであったが、インプラント本体のサバイバルレートは上顎で81%、下顎で91%であった。
当時はインプラント体の表面性状はマシーンサーフェイスが主流であり、
1982年にトロントでインプラントに対する世界的な会議が行われ、アメリカ、ヨーロッパともに無歯顎に対するインプラント修復の素晴らしさが確認された。
こののちそれならということで残存天然歯のある局所的インプラント修復がスタートするのである。

それからおよそ10年後 1994から1999にかけてマシーンサーフェイスのブローネマルクインプラントのサバイバルレートがだされた。上部構造で94%、インプラント体で90%のサバイバルレートが確認され、さらなる飛躍のために、インプラント体の表面がチタンサーフェイスへと変化していくのである。

ここからは骨との戦いが続き、有名なインプラントメーカーの製品で熟練者がインプラントを埋入した場合は、97%近くの10年サバイバルレートになっていく。これは外科オペをした時のサクセスレートに近く、術式としてほぼ成熟したとモノと思われた。

あとは数%の問題が起きたインプラントに対する治療方法が試行錯誤され現代にいたっている。
当たり前のことを当たり前にいそがず丁寧にやれば、インプラント補綴自体はさほど問題を起こさない環境にある。
いくら科学が発達しようとも生体の炎症に対する治癒機序は一定である。

生体の神秘に感謝し、おごらず探求するものにのみ歯科の女神は微笑むのかもしれない。

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院長 植田貴久
Takahisa Ueda
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