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解剖学的根拠に基づく噛み合わせ調整

噛み合わせが悪いと、食べ物の噛み合わせが悪くなったり、歯や顎に負担がかかったり、様々な弊害が出てきます。
しかし、かみ合わせの悪さは自分では気づきにくいため、症状が重くなってから気づく患者さんも少なくありません。

また、「あごが痛い/口を開けたときの音が気になる(顎関節症)」「ブラキシズム/食いしばりが治らない」といった症状にも、かみ合わせは深く関わっています。
かみ合わせの影響は多岐にわたるため、定期的にチェックすることをおすすめします。

ドーソン式噛み合わせ理論に基づく治療

当院では、ドーソン理論に基づいた噛み合わせ調整を行っており、歯と歯の接触だけでなく、顎関節のバランスや咀嚼に関わる筋肉などを考慮して、噛み合わせ状態をチェック・調整することができます。
噛み合わせ調整は、むし歯治療やインプラント治療などあらゆる歯科治療において正しい噛み合わせを作るために必要であり、勘や経験だけに頼っていてはいけないと考えています。
当院では、ドーソン式噛み合わせ理論に基づいた噛み合わせ調整を行うことで、精密で長期的な健康につながる噛み合わせ調整を目指しています。

ドーソン式噛み合わせ理論とは?

ドーソン噛み合わせ理論とは、ピーター・E・ドーソン博士が提唱した噛み合わせ理論です。
口腔を身体の一つの器官とみなし、顎関節の中心を基準とし、組織の調和のとれたかみ合わせが健康に重要であるとする考え方です。
当院では、このドーソン式噛み合わせ理論を習得し、実践しています。

iTeroによる噛み合わせチェック

当院では、iTeroという光学カメラを使って口腔内をレーザーなどで直接測定し、咬合や歯の形、歯並びなどを3次元データとして読み取ることができます。
今までは歯科技工士がそれに従って「模型」を作って歯を作っていましたが、光学カメラで印象を取ることで、歯石や咬合障害、歯の摩耗などを確認することができるので、口腔内検査にも応用できる口腔内スキャナーです。

咬合・咬合診断もできるスクリーニングツール

iTeroは、歯のどの部分が噛み合っているのか、摩耗しているのかを分析することができます。
解析結果はクラウドに保存され、定期検診のたびにこのiTeroで撮影することで、お口の中の状態を経時的に確認することができます。

3ヶ月ごとに撮影した画像にこのタイプのラプラス機能を使えば、3ヶ月でどれだけ歯がすり減っているか、歯茎がどれだけ退化しているかを視覚的に確認することができます。
口腔内スキャナーは歯型を取るだけでなく、様々な機能でお口の健康をサポートします。

噛み合わせが悪くなる原因

かみ合わせが悪いといっても、自分では気づきにくいものです。
わずかな噛み合わせのズレが、時間の経過とともに徐々に大きくなり、何らかの症状を引き起こすことがあります。
かみ合わせが悪くなる主な原因は以下の通りです。

  • ブラキシズム
  • 食いしばり
  • 口呼吸
  • 指しゃぶり
  • 爪噛み
  • 頬杖
  • 片側噛み

噛み合わせの悪さが引き起こすトラブル・症状

噛み合わせの悪さは、顎関節や咀嚼に関わる筋肉に影響を与え、その影響は全身に及びます。
そのため、かみ合わせの悪さによって引き起こされる症状は多岐にわたると言われており、顎関節症や頭痛、肩こりなどの症状と密接な関係があると考えられています。

あなたにはこんな症状がありませんか?

  • 顎が痛い人
  • 口を開けるとカチカチと音がする
  • 口が開きにくい

症状の原因となる病気がなく、上記の症状のいずれかに当てはまる場合、「顎関節症」と診断されます。
顎関節症は、顎関節や咀嚼に使われる顎の筋肉の病気です。
発症の主な原因は以下の通りで、かみ合わせの悪さも大きく影響します。

顎関節症の主な原因

  • 歯列・かみ合わせの悪さ
  • 歯ぎしり/食いしばり
  • ストレス
  • 外傷など

歯ぎしり・食いしばりの原因は様々ですが、噛み合わせも大きな原因の一つです。
噛み合わせが原因で歯ぎしりや食いしばりが起こり、それが悪化するという悪循環に陥っているケースも少なくありません。

顎関節や歯に異常があってからクリニックに行くのではなく、歯ぎしりや食いしばりが気になる場合は、早めに歯科医院に行くことをお勧めします。
噛み合わせに問題がある場合は調整しますが、マウスピース(スプリント療法)で副作用を軽減することもできます。
ぜひお気軽にご相談ください。

顎関節と噛み合わせ

顎関節症になると、急に口が開きにくくなったり、口を開けるときに顎(耳の下の部分)に痛みを感じたり、顎から音がしたりします。
症状が重い人や放置している人は、顎の痛みとは関係のない「さまざまな症状」が出ることもあります。

顎の異常や筋肉の緊張による他の部位への圧迫が、頭蓋骨や脊髄、筋肉群に影響を与え、「片頭痛、顔の歪み、腰痛、ひどい肩こり、手足の冷え、耳鳴り、めまい」様々な症状が出ることがあります。

顎関節症の主な症状

あごに痛みを感じる

口を開けようとすると、あごに痛みを感じる(特に大きく口を開けたとき、あくびをしたとき、ハンバーガーを食べたときなど)。

口を開けたときに音がする

口を動かすと(食事中、カラオケなど)、あごの近くで「カクカク」「グジュグジュ」という音がします。

あごに痛みを感じる

朝起きたときに、急に口が開かなくなることがあります。開いたとしても、指1~2本分しか開けられません。

顎関節症の原因

様々な原因がありますが、主に顎に負担がかかると、周囲の関節や筋肉が緊張し、靭帯や顎の付け根に異常が生じます。
関節円板(骨と骨の間にあり、クッションの役割を果たしている)が変位することで、顎の骨が引っかかり、音(クリック音といいます)がして、口が開きにくくなります。

顎関節症が疑われる主な症状

歯の咬み合わせのズレ(不正咬合)

虫歯やブラキシズムによる歯の高さの変化や、入れ歯の長期使用による摩耗による咬合の変化などにより、口の中のバランスが崩れ、周囲の筋肉に負担がかかります。

かみしめや食いしばり(ブラキシズム)

癖やストレス・心理的な問題で無意識に行っている場合があります。
特に、長時間同じ姿勢で仕事をする人(パソコンなど)は、ストレスで歯を食いしばり、力が必要な人は、力を入れるときに歯を食いしばり、顎に負担をかけます。

また、朝起きて口が開かなかったり、痛みを感じたりする場合は、寝ている間にブラキシ ングや歯ぎしりをしている可能性があり、顎にかなりの負担がかかっています。

吹奏楽の長時間使用と発声

吹奏楽部に所属している学生に多く見られ、長時間の練習があごの負担になっています。

その他の負担を強いる行為

片側で噛む癖、悪い姿勢、頬っぺた、悪い癖があると顎に負担がかかります。

顎関節症の治療方法

咬合に問題がある場合は、それを正しい状態に戻すための治療を行い、並行して顎の筋肉を調整していきます。
筋肉の調整は、従来の低周波治療器(マイオモニター)よりも効果の高い、操体法の考え方を取り入れた方法で行います。
この場合、短期間で症状が改善し、2~3回目の来院で効果が現れ、4回目の来院でほぼ完治する方がほとんどです。

ただし、かなり長い期間、症状を我慢していた場合は、治療期間が長くなります。

顎関節症の治療の進め方

1.お口、顎、体の健康状態を確認します。

口の造形やレントゲン、歯の欠損、位置、歯の詰め物などを検査します。また、身体の癖や楽器の使用状況、一般的な症状などもお聞きします。顎を含めた身体を一体として捉えます。


2.咬合診断を行う

スプリントを行います 前回の型取りの口腔内モデルを用いて、今後の治療方針を歯型を用いて説明します。また、この時に咬合に問題がある場合は調整を行います。


3.咬合と顎の筋肉の調整を行う

咬合と顎の筋肉の調整 前回の検査結果から、咬合がずれている部分を確認し、調整を行います。
次に、頭蓋骨、顎の椎骨、口腔内外の筋肉、骨盤などの緊張をほぐすための筋肉調整(マニピュレーション)を約30~40分かけて行います。


4.スプリント、あごの筋肉を調整する

スプリントと顎の筋肉の調整を行います。
前回の治療の効果を確認しながら、問題が見られる部分を調整します。
スプリントは顎を左右に動かす練習に使用します(スプリントは補助的なものと考えます)。


5.原因が銀歯や差し歯の場合は、作り直しを提案

顎関節症の原因が銀歯や入れ歯の場合は作り直しをご案内します。

不定愁訴でお悩みの方へ

何らかの症状があるにもかかわらず、検査をしても原因がわからない状態を「不定愁訴」といいますが、何らかの不定愁訴があったとしても、「原因は噛み合わせ」と疑う人は少ないかもしれません。

噛み合わせが気になる方だけでなく、原因がわからない何らかの症状が気になる方、正しい噛み合わせを維持したい方、一度噛み合わせを確認してみたい方など、様々な方がいらっしゃいます。
当院ではドーソンテクニックを用いて、適切な噛み合わせや顎の位置を採取し、調整を行っています。どうぞ、お気軽にご相談ください。