まずは口腔内の炎症のコントロールを行うのが先決と考えております。そのうえで、最大限天然歯を生かしたうえでインプラントを併用していきます。
20年近くアストラテックインプラントを使用してきましたが、最近はストローマンインプラントを使用することが増えています。きっかけは2016年に出されたJournal of DentalResearchです。この論文では各インプラントメーカーのインプラントがどのくらいの頻度でインプラント周囲炎になるのかの詳細なデータが公開されました。そこでは、ストローマンインプラントが最も炎症を起こさないというデータが公開されました。
ストローマンインプラントが炎症を起こす確率を1とすると他のメーカーは三倍から五倍の炎症のリスクを示しました。
一日でも長く口腔内でインプラントを機能させたいという視点に立つとストローマンに軍配が上がるかもしれません。
シロナのCTとセレックを用いて口腔内の状況を把握します。その後両方のデータをマッチングすることによって最適な埋入位置を決定して行きます。
この方式が可能となるのはセレックシステムがあってであり、即日にかぶせ物をかぶせることも可能です。